201109-07
タバコを止めた手段と止めて解ったこと
個人的なまとめです。
今年の5月に十何年か吸っていたタバコを断煙しました。
理由は色々あったけど、自分的に30過ぎたら止めようと思ってたので、タイミング的に丁度良かったです。
最近増税やらなんやらで、多方面から完全に「悪者」扱いされまくりの愛煙家のみなさま。お気持ち察します。自分は否定派ではないです。それはタバコによって手にした人間関係やら仕事関係が事実としてありますので、止めた今でも喫煙してる人は気にならないのです。
さて、そんな自分が実際に止める時、止めたあとに何が変わったのかなどをまとめてみます。
タバコを止めた理由
- 吸っていた銘柄が廃盤になった(PREMIER One)
- 30過ぎたら止めようと思っていた
- 高い
- なんとなく
まず理由から。実は1番の理由は銘柄の廃盤です。これは凄く痛かった。
元々マイナータバコだったけど、PREMIER 5mgと1mgがあって、5mgは6年前に廃盤。残った1mgに変えてから今年の3月に廃盤となり、銘柄が消滅したのです。
後は数字の順番の理由。30過ぎたら止めようっていうのは、色々な環境の変化に伴って止めた人生を歩みたくなったから。
あと、高いのは去年の増税からそうだけど、もう今後も高くなり続けるならどこかで止める必要が出ると思っていたため。そろそろ潮時と判断。
なんとなくは、なんとなく止めようとしたらどうなるか試してみたかったというだけ。実は今まで禁煙ってやったことなかったのですよ。
止める時のエピソード
前述の通り3月末で廃盤だったので、最後にカートンで買い溜めをしました。
それが無くなる5月末。無くなったら断煙スタート。(あえて禁煙とは言わない。“断つ”ということで。)
もちろん最後はゆっくりと噛み締めるように吸いました。
土日に重なるようにいよいよスタート。
土曜日はほとんど寝ていたので、1日目はわりと楽に過ぎ去った。けども2日目の夜、正確には40時間を過ぎた辺り。やたらと吸いたくなる。しかも自分でカレーを作って食べた直後。
何故吸いたくなる原因のカレーをわざわざ?それはこの1番きついと言われる2日目にあえて挑戦したかったのです。これを超えれば勝てると思ってたので。
自分なりの対策として、
=何か変わりの刺激、それも“一服”と同等になる刺激を用意せねば。
こうして用意してあったのが、「ゼロコーラ」。炭酸=刺激になりえると考えました。
この厳しい2日目の夜にコーラを飲んで深呼吸を繰り返し、「一服した気になって」ごまかす。
これが見事大成功。自己暗示もあったでしょうけど、2日目を乗り越える。
3日目は月曜日で仕事をしていたが、この日も炭酸コーラでごまかす。
ここまできたらもう負けない。ニコチンは抜けると言われているのが2~3日目まで。後は自分の意志が全て。
他にMINTIAをかじってました。そのうち意識的にタバコの習慣がどうでも良くなってきます。
先人達が残した話で、一般的にタバコを吸いたくなるシチュエーションがあるが、自分の場合、
- 風呂上がった後の一服
- 酒を飲んでいる時の一服
- ご飯食べた後の一服
- 家に帰った時の一服
この4つがランキング上位でした。この度にコーラですよ^^;
止めて解ったこと
太るだの、ご飯がおいしくなるだの、色々噂がありますが、さてどうなんでしょうか。
自分の場合ですが、少し太りました。(2kgくらい)でも元々50kg台なので全然です。
ではご飯が美味く感じるようになって沢山食べるようになり、太ったのか?
いえ、ご飯の美味しさは変わってません^^;
なんでしょうか。人によるんですかね。
他に変わったことは
- 寝起きの朝が楽になった
- 相対的にダルさが無くなった
- 頭の中がスッキリした
でしょうか。いえ、これだけでも充分と変わったんですよね。
そして間違いなく解ったことがあります。
タバコって吸っている時は一服して“ストレス解消してる”感覚ですよね?
それが無くなる・・・それは辛いんじゃないか?喫煙者はそう思ってしまいます。
でもこれは根本的に違うんだと気づきました。
タバコを吸うことによって依存性が発生し、吸わない時に吸いたくなる衝動が発生します。
この「吸いたくなる衝動」こそがストレスの元になり、吸わないと落ち着かない原因なのです。
ということは・・・
タバコを吸わなければ、喫煙者の「ニコチンが切れた時のストレスが無くなる」ので、そもそもタバコ依存によるストレス自体感じなくなる。
ということなんだと。これって喫煙している時には想像もつかないんですね。
そんなことで、3ヶ月経った今現在もまったく必要としておりません。友人・知人からは「よく一発で止められたね」と必ず驚かれますが。
止めた僕は、現在吸っている人にやめろとか言いませんし、吸ってても良いと思います。むしろ友人達はほとんど吸ってる人ばかりです^^;
何より嫌煙家の喫煙家を過剰なまでに嫌う傾向や、虐げる傾向が僕は好きじゃないです。
思い起こしてみると、戦後からほんの20数年前のバブルくらいまで、日本の成人男性の喫煙率は8割近くもあったのです。
そんな世代の方々がどんどん寿命を延ばしていて、一概にタバコで寿命が縮まるという考えには個人的に疑問も持ってたりします。
将来吸わない人だらけになったら寿命はもっと劇的に延びるんですかね?この辺の証明を誰かしてください。
確かに健康に悪いのは事実かもしれませんが、僕は人生の中でタバコによって築けた関係や仕事上でのコミュニケーションツールとして大いに活躍したので、安易な嫌煙家にはならないでしょう。
でも、止める人は手段として“ゼロコーラ”を試してみるのも良いかもしれません。禁煙外来とか行く前に試してみる価値はアリですよ。
ただし、砂糖がある普通のコーラだと虫歯になりますのでご注意を。
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